シミやそばかすの予防にも効果的と言われるビタミンC誘導体について
CONTENTS Vitamin C as citrus text concept as a group of fruit with oranges lemons lime tangerines and grapefruit as a symbol of healthy eating and immune system boost isolated in a 3D illustration style.
2020.05.20 2021.11.22
ビタミンC誘導体とは
ビタミンCとはメラニン色素抑制、コラーゲンの生成を助ける、ターンオーバーを整える、シワやたるみを防ぐなど、美白・美肌に対しての効果があります。このことから、ビタミンCは美肌ビタミン と呼ばれています。
しかし、ビタミンCは空気に触れると酸化しやすく、水に溶かすと働きが低下するなど安定性が低いのです。また、ビタミンC単体では浸透率が低く、お肌への吸収がされにくいという欠点があります。
そのため、ビタミンCそのものには美肌効果があるものの、化粧品などではうまく活用ができないということなのです。さらに、ビタミンCをそのままお肌に塗るだけでは、逆に肌にダメージを与えてしまうこともあります。
そこで、ビタミンCのもっている美肌への効果を得るため、構造式を変え、お肌へ届きやすいようにと改良されたものがビタミンC誘導体 なのです。ビタミンC誘導体は、お肌の角質層への浸透率をぐっとアップさせ、メラニン色素に対してビタミンCの力を発揮します。
さらに、ビタミンCの活性を長時間続けることができる特徴があります。ビタミンC誘導体は、もともと安定性が低く、浸透しにくいビタミンCの欠点を補い、お肌へしっかりと吸収されるよう改良したものがビタミンC誘導体なのです。
ビタミンC誘導体の効果や作用
ビタミンC誘導体の効果は、美白効果やニキビの予防、皮脂分泌の抑制、シワ・たるみの悪化防止などがあります。
ビタミンCは酸化しやすく、浸透しにくい 特徴があるので、ビタミンCをそのままお肌に塗っても十分な効果は期待できません。
色素沈着に関しては、メラニンの生成を抑えながら、お肌の代謝(ターンオーバー)を良くすることでメラニンをお肌から排出することで色素沈着の予防・防止、また美白への効果 があります。
また、テカリの原因になる皮脂分泌のコントロールやお肌をスムーズにする働きがあり、様々な肌質の肌ケアにもおすすめです。このことにより、毛穴開きやオイリー肌によるテカリ改善 に役立ちます。さらに、抗酸化作用とコラーゲン生成によりシワやたるみの悪化防止にも効果が期待できます。
メラニンの生成を防ぎ、シミやそばかすの予防効果 が期待できます。嬉しいことに、予防だけでなくできてしまったシミやそばかすにも効果があるのです。
ビタミンC誘導体は美容に良いと言われているのはなぜ?
ビタミンには油に溶けやすい脂溶性ビタミン と水に溶けやすい水溶性ビタミン の2つがあります。脂溶性ビタミンC誘導体は特に敏感肌・乾燥肌の方や、大人のトラブル肌の改善に有効なビタミンC誘導体です。
浸透率はビタミンCのなんと20倍ともいわれています。水溶性ビタミンC誘導体に比べ、時短・即効性はありませんが、じっくりと深くまで浸透して、お肌のターンオーバーを促してくれます。 また、高濃度でも低刺激であり、酸化しにくいなど安定性に優れているという点もあります。
効果の持続についても、水溶性ビタミンC誘導体に比べ、優れています。水溶性のビタミンC誘導体の特徴は、安定性が高く、浸透率がビタミンCの8倍という高さ。
オイリー肌の人におすすめで皮脂コントロールをしてくれるので、テカリ防止にもなります。また、シミやそばかすの予防にも効果的です。
◾️ビタミンC誘導体の注意点 テカリの原因である皮脂分泌を抑える効果があるため、乾燥しやすい肌になることもあるようです。そのため、一緒に保湿剤を使用することがおすすめです。
特に、敏感肌の方には刺激を与えてしまうこともありますので注意が必要です。もし、炎症が起きている場合には、炎症が治るまで使用しない などして、さらに注意して使用する必要があります。
ビタミンC誘導体の濃度にも注意が必要です。まずは濃度3%くらいで3ヶ月ほど使用してみて効果を感じなければ、濃度を上げる方法が良いです。しかし、濃度が高いものは刺激が強い ため、濃度が高い場合には精製水で薄めて使うことがおすすめですさらに。
注意点として、高濃度であれば良いということではありません。10%以上になるとただ刺激が強くなり、効果には差がない という報告もあります。自分に合う、濃度を見つけて効果をみていくのが良いでしょう。