乾燥対策に加湿器を使うことは多いですが、乾燥を防ぐことでどんな効果があるのかご存知でしょうか。
また、各メーカーから様々な種類の加湿器が販売されていますよね。
どう選ぶべきなのか?
そのメリットデメリットを比較しながら検討してみましょう。
加湿器を使用する11個の理由
加湿器は、想像しているよりも多くの効果が期待できます。
どのような効果に期待して購入する人が多いのか、一緒に確認していきましょう。
<加湿器の優れた11の効果>
- 天気や気温で変わる湿度を自動で一定に保つ
- 喉が乾燥して、ウイルスが付着しやすくなることを防ぐ
- 喉を潤し、喉の調子を良くする
- 全身の水分量低下を防ぎ、肌トラブルを防ぐ
- 快眠のための適正湿度である50~60%に設定し、赤ちゃんの快眠を促す
- 湿度が上がると、体感温度が上がり暖房費の節約になる
- 髪が水分不足になることを防ぎ、パサつきをなくす
- ドライアイを防ぐ
- 湿度を上げ、花粉やハウスダストが空気中に舞わないようにする
- 湿度を上げ、静電気発生を防ぐ
- アロマやマイナスイオンの効能もプラスできる
ウイルス対策として風邪やインフルエンザ予防になるということは有名ですし、潤すことで「美肌」「美髪」「ドライアイ対策」になることも想像がつきます。
しかし「快眠」「暖房費節約」「花粉症対策」「静電気防止」は意外に知らない人も多いのではないでしょうか。
これにアロマなどの付加価値があれば「癒し」と、幅広く加湿器の恩恵を受けることができるのです!
こうして考えると、加湿器はコストパフォーマンスが非常に優れた電化製品だと言えますね。
加湿器のメリット
加湿器にはスチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式など様々な機種が存在します。
どれを選べば良いのかよく分からないですね。
そこで、それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分のライフスタイルに合うものを一緒に探していきましょう。
スチーム式のメリット・デメリット
スチーム式の加湿器は、やかんを沸騰させて蒸気を出すようなイメージです。
ヒーターで加熱し湯気をファンで外へ出すのです。
<メリットと効果>
- 構造がシンプルで手入れがしやすい
- 素早く加湿できる
- 常に煮沸消毒している状態なので雑菌が繁殖しにくい
<デメリット>
- ヒーターを動かすため消費電力が多く電気代がかかる
- 煮沸させて加湿する方式であり、蒸気が100度以上になることがあるため火傷の危険がある
火傷の危険はありますが、素早い加湿と雑菌消毒は捨てがたいですね。
お手入れも簡単ですから、子供のいる家庭では置き場所を工夫するなどで対策を取ることをおすすめします。
気化式のメリット・デメリット
気化式の加湿器は、フィルターに水を浸透させた状態で当てながら水を気化する方式です。
<メリットと効果>
- ヒーターがないので消費電力が少なく電気代が安い
- タンクの容量が大きく頻繁な水補給は必要ない
<デメリット>
- 大量の風を利用するので使用音が大きくサイズも大きめ
- 冷風が出るので寒く感じる場合もある
加湿器は知らぬ間に水が無くなって停止してしまっていることがあります。
タンクの容量が大きいのはメリットです。
ただ使用音が気になる人もいますから、寝室では使用しないなど工夫も必要です。
超音波式のメリット・デメリット
超音波式の加湿器は、スプレーで霧を噴射しているようなイメージです。
超音波の振動で霧を出し、それが部屋に舞うことで加湿します。
<メリットと効果>
- ヒーターやファンを使用しないため消費電力が少なく電気代が安い
- 構造がシンプルで本体価格そのものも安い
- オシャレなデザインのものも多く、インテリアに良い
- ファンを使用しないため静か
<デメリット>
- 加熱もフィルターもないため雑菌が繁殖しやすい
- 水道水に含まれる塩素などの不要な成分もすべて放出してしまう
コストパフォーマンスはとても高いですが、あくまで「加湿」の効果だけが期待できるものであり、清潔に保たないと不要なものまで放出してしまい、体調にも影響が出てしまいます。乳幼児のいる家庭は慎重に選ぶようにしましょう。
ハイブリット式のメリット・デメリット
ハイブリッド式の加湿器は、気化式とスチーム式を合わせたタイプであり、フィルターに浸透させ温風で気化する方式です。
<メリットと効果>
- 気化式よりも加湿時間が早いのに静か
- 外気に影響されにくいため一定の湿度を保ちやすい
<デメリット>
- 電気代はスチームより安いが、気化より高い
- 本体価格が高め
- 機種によっては稀に作動音が大きい場合がある
子供がいる家庭や寝室で使う場合「静音で加湿も早い」ことが望まれます。
本体価格や電気代は少し高めですが、機能的にはとてもおすすめの機種だと言えます。
加湿器を選ぶポイント
機種ごとにメリットやデメリットを見てきましたが、それだけでは加湿器を選びきれません。
今度は加湿器を選ぶときの3つのポイントをおさえ、確実に後悔しない加湿器を選べるようにしていきましょう。
<最大加湿量>
「最大加湿量」とは、加湿方式に関係なく「室温20度・湿度30%」の環境下において、必要になる1時間当たりの水分量であり「ml/h」という単位で表すことになっています。
この数字が大きいほど広範囲で加湿できるのです。
使用したいと考えている部屋の広さの加湿能力のものを選べば、効率的に加湿することができるでしょう。
<適用畳数>
「適用畳数」とは、加湿方式に関係なく「室温20度の環境下で湿度を60%に保てる能力」を言い、適用畳数が大きいほど水分量を多く必要とします。
とにかく早く加湿したい人は、実際の部屋の広さよりも大きめの部屋用の加湿器を選ぶ方法もありますし、適用畳数の少ない加湿器を数台利用して加湿することもできます。
加湿器には湿度センサーも搭載されているため、加湿しすぎる心配はありません。
<タンク容量>
タンクの水の容量は、1リットル未満~7リットル以上と幅が広いです。
大きい方が給水回数も少なくて済むのですが、当然ながらタンクの容量が大きいということはサイズも大きくなります。
大きければ良いと安易に考えると扱いづらい場合があるので注意しましょう。
<メンテナンスのしやすさ>
雑菌やカビ対策のため、基本的に加湿器はマメにメンテナンスが必要です。
その点、スチーム式は煮沸効果があって構造もシンプルなため、メンテナンスの回数が少なくて済むので楽です。
ハイブリッド式も熱風を利用し、抗菌作用が施されているものが多いため、汚れにくいとされています。
気化式や超音波式はこまめな手入れが必須となるため、加湿器を選ぶ際は、このことを念頭に置いて選ぶようにしましょう。
まとめ
快適に過ごすために加湿器を使おう!
加湿器は単に「湿度を一定に保つ」だけではなく、美容健康にも良いことが分かりました。
それだけ人間にとって湿度や温度は重要なのです。
置くだけで日常生活が快適になり、健康になれるのですから、使わない手はありませんね。
ライフスタイルを考慮し、メリット・デメリットを理解した上で、後悔のない選び方をするようにしてください。
加湿器の効果で家族全員快適に過ごしていきましょう。
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