普段何気なく使用しているリチウムイオンバッテリーですが、バッテリーの寿命について気にされたことはありませんか?
いつまでも使えるような気がしますが、リチウムイオンバッテリーにもきちんと寿命があります。
しかも、使い方によっては寿命が短くなってしまうので、対策も必要となるのです。
そこで今回は、リチウムイオンバッテリーの寿命を延ばす対策を4つと、空調服にオススメのバッテリーをご紹介します。
リチウムイオンバッテリーの劣化の原因
充電すれば何度も繰り返し利用できるリチウムイオンバッテリーです。
便利ですよね。
でも、実は寿命があります。
またリチウムイオンバッテリーは劣化によって寿命も縮まってしまいます。
そこで、使い方にも注意しなければなりません。
満充電で保存
常に満充電(100%)の状態もリチウムイオンバッテリーの劣化の原因となります。
満充電の状態が持続されたままで放置してしまうと、高電圧状態が維持されるためリチウムイオンバッテリー内の化学反応が促進し給電の質が下がるのです。
過放電
満充電とは反対に充電が0%の過放電もリチウムバッテリーが劣化してしまいます。
0%で放置したままの状態にすると、リチウムバッテリー内の素材が劣化したり、放電が進まないようにするための保護回路が働いたりします。
内部の劣化や保護回路の働きによっては、再度利用できなくなる可能性も出てくるので気をつけましょう。
高温下で放置
リチウムイオンバッテリーの最高許容範囲温度は45℃であり、超えてしまうと劣化が進みます。
リチウムイオンバッテリーが45℃以上の高温下で放置されてしまうと、バッテリー内部の回路や配線が温度が上がることによって劣化が進み、結果的にバッテリー全体の性能が落ちてしまうのです。
特に冬場の暖房器具や車のダッシュボードなどは温度が45℃を超える可能性があるので、置き場所にも十分注意が必要ですね。
また、充電しながらの使用も45℃を超える場合があり、高温の場所に置くのと同じくリチウムイオンバッテリーの劣化が進むでしょう。
寿命を延ばす4つの方法
では、続いてリチウムイオンバッテリーの劣化を防ぐための注意点を4つご紹介していきます。
充電を80%に抑える
リチウムイオンバッテリーの充電は満充電の100%ではなく、80%が望ましいとされています。
満充電にすることでバッテリーに負担がかかり劣化が進むので、充電するときは80%に抑えるようにしましょう。
50%まで充電して保管する
一方で、0%での放置もよくありません。
寿命を長くするためにも50%までは充電した状態で保管しましょう。
充電しながらの使用を控える
充電しながらの使用は、リチウムイオンバッテリーの最高許容範囲温度である45℃を超えてしまう可能性があります。
45℃を超えると劣化する恐れがあります。
充電中の使用は出来るだけ控えるようにしてください。
高温の環境にさらさない
季節に関係なく車のダッシュボードは温度が上がりやすいです。
放置しているとリチウムイオンバッテリーの温度も45℃を超えやすくなります。
また暖房器具の上、目の前、温風が当たる場所などもバッテリーの温度が上昇してしまいます。
高温の環境下にあるだけでもリチウムイオンバッテリーの内部では劣化が進みます。
温度や気温にも注意しながら使用しましょう。
まとめ
空調服におすすめのバッテリー
最後に、夏場に大活躍する空調服のおすすめバッテリーをご紹介します。
・株式会社空調服 LIULTRA1(セット)BTUL1(単体)
LIULTRA1(セット)
BTUL1(単体)
参入メーカーが他と比べると多いため、利用範囲が広くなり使いやすいバッテリーです。
また、容量も比較的大きいため、パワフルかつ連続使用時間も最低でも8時間と長持ちしてくれます。
暑くなる季節や温度が高い場所で必要となるので、空調服やファンとの相性を考えて最適なバッテリーを選んでくださいね。
ただし、高温の場所ではリチウムイオンバッテリーの温度上昇に要注意です。
使い方一つで寿命に大きな影響を与えてしまうので、便利であっても使用方法をもう一度確認しておきましょう。
保管方法についても同じく、空調服を使用しない季節のバッテリー保管を再度確認して、劣化させないようにしましょう。
劣化させないためにも4つの対策を参考にして、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせてくださいね。
コメント